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最終更新日:2024年4月22日
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社会学特殊講義Ⅱ
韓国の社会人類学
Social Anthropology of Korea
本講義は,韓国社会を対象として半世紀余りにわたって蓄積されてきた民族誌(エスノグラフィー)的研究成果を歴史的に再解釈しつつ,それと対照しながら,担当教員自身の研究成果を含めた韓国社会の「民族誌的現在」(フィールドワークを通じて経験された現在)を社会人類学的に読み解くことを目的とする。韓国社会を人類学者はどのように理解しようとしているのかを大きな問いとして設定し,一方で自己省察的な研究協力者(フィールドの人たち)との対話を通じたフィールド経験の省察的な再解釈(民族誌的記述・分析の再帰性),他方で過去から現在を見通し,また現在から過去を捉え直す視線の交錯(歴史民族誌的視角)を指針として,①産業化初期の農村,②産業化過程での都市/農村生活の変化,③ポストIMF(1997年金融・経済危機後)の韓国社会の再考を試みる。
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