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最終更新日:2024年3月15日

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考古学特殊講義ⅩⅥ

本講義では、考古学と現代社会の関係について三つの側面から講義する。(1)現代社会における考古学と遺跡保護:現状を理解するため、国際的な視野から日本を含む各国における考古学と遺跡保護のあり方の違いを理解する。また日本における考古遺跡保護の制度を理解する。(2)同時代社会と考古学:戦前、戦後、大規模開発期における考古学の役割の変化を理解し、今後、考古学に求められる役割を考察する。(3)考古学による現代社会の諸問題へのアプローチ:日本列島に特有と考えられる生活・社会・文化と気候・環境との関わりに焦点をあてて先史から古代を通観し、この歴史的知見に立脚して、現代社会における環境、社会、文化等にまつわる諸問題を照射することで課題の本質を考察する。三つの講義を通して、社会にはたす考古学の役割について多角的理解を目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04211456
FLE-HU4K02L1
考古学特殊講義ⅩⅥ
森先 一貴
A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.現代考古学と埋蔵文化財行政(1):世界のなかの日本考古学 2.現代考古学と埋蔵文化財行政(2):遺跡保護の制度 3.同時代社会と考古学(1):戦前の考古学 4.同時代社会と考古学(2):戦後の考古学 5.同時代社会と考古学(3):大規模開発期の考古学 6.同時代社会と考古学(4):これからの考古学 7.考古学からみる現代社会(1):日本列島文化の特殊性 8.考古学からみる現代社会(2):気候変動と社会 9.考古学からみる現代社会(3):環境と生活 10.考古学からみる現代社会(4):定住の背景と意義 11.考古学からみる現代社会(5):社会と墓制 12.考古学からみる現代社会(6):社会と階層 13.講義全体の総括
授業の方法
ハイブリッド方式。基本は教室での対面講義とする。オンラインでの受講を希望する者は授業開始前日までに担当教員のメールアドレスに必ず連絡すること。
成績評価方法
レポート提出による。
教科書
なし
参考書
担当教員が作成した講義資料を配布する。別途で必要な場合は、そのつど指示を出す。
履修上の注意
なし
実務経験と授業科目の関連性
元文化庁文化財調査官及び奈良文化財研究所研究職員としての実務経験にもとづく。