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最終更新日:2024年3月15日

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心理学特殊講義ⅩⅠ

神経心理学
本講義では、神経疾患や精神疾患における機能障害を見ることで、ヒトの標準的な心理機能を考え、複雑な「感じる・考える仕組み」についての知見を概説する。また心理に関連する神経科学的知見を扱い、脳の構造・機能の調べ方や原理を把握しながら行動現象の理解を目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04204151
FLE-HU4X02L1
心理学特殊講義ⅩⅠ
本間 元康
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
毎回一つのテーマを取り上げ、それに関連する講義を行う。内容や順番は変更される場合がある。 1. 神経心理学入門(普通とは何か) 2. 色(色は脳の中だけに):色の恒常性、V4、色弱・色盲など 3. 顔(顔と物の処理は違う?):特殊説・熟達説、紡錘状回、相貌失認など 4. 視線(アイコンタクトは幻):意識・無意識、上丘、社交性不安障害など 5. 注意(マジックを見破れるか?):変化の見落とし、前頭前野、半側空間無視など 6. クロスモダル(見るだけで触れる):視覚の優位性、頭頂連合野、感覚間統合障害など 7. 表情(空気を読み取れるか?):基本感情、偏桃体、自閉症など 8. 同調(シンクロする心と体):模倣、ミラーニューロン、共感性障害など 9. 睡眠(眠るから覚える):遅延学習、アミロイドベータ、睡眠負債など 10. 言語(バイリンガルはお得):脳可塑性、ブローカ野・ウェルニッケ野、失語症など 11. 記憶(嫌なことは忘れない):性差、海馬、PTSDなど 12. 時間(楽しいと速く過ぎる):対応感覚器、線条体、パーキンソン病など 13. 恋愛(恋は病気?):ポストディクション、ドパミン、尾状核、依存症など
授業の方法
講義による
成績評価方法
試験100%
教科書
特になし。
参考書
推薦図書を毎講義で紹介する。
履修上の注意
講義の前日までに資料(発表スライド)をアップロードする予定である。心理学の基本的な用語は説明しないことがあるので、場合によっては予習が必要になる。