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最終更新日:2024年3月15日

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心理学特殊講義Ⅲ

認知と運動の心理学
私たちは目や耳などの感覚器官から外部世界の情報を取り込み,脳で適切な情報処理を行い,運動器官を操作して外部世界に働きかけています.目の前にあるものに手を伸ばすとき,どの筋肉をどれくらい収縮させるかなどと考えなくても,一瞬で正確に手を伸ばすことができます.そのようなことが可能であるのは,感覚情報と運動情報の結びつきを,長い時間をかけて学習・記憶しているからと考えられます.様々な運動の学習を可能にする脳の仕組みについて,主に実験心理学の手法を用いて調べた研究について概観します.ヒトの行動を支える適応と学習のメカニズムについて学び,それを支援することを考察します.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04204143
FLE-HU4X02L1
心理学特殊講義Ⅲ
今水 寛
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1)感覚運動学習へのアプローチ 2)運動学習の実験手法 3)運動学習の座標系と表現 4)運動の最適化とノイズの役割 5)運動学習と切り替え 6)時間遅れに対する適応 7)身体知覚と運動制御 8)道具の使用と身体図式 9)身体保持感と運動主体感 10)脳の学習モデル 11)言語の学習メカニズム 12)情動と意思決定
授業の方法
当面はオンラインで授業を行う.
成績評価方法
出席回数(20%)と試験(80%)
教科書
授業中に適宜指定する.
参考書
授業中に適宜指定する.
履修上の注意
積極的な受講姿勢が望まれる.
実務経験と授業科目の関連性
民間企業研究所での勤務経験がある教員が,その経験を生かして認知と運動の心理学について講義する