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最終更新日:2024年3月15日

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イタリア語学イタリア文学特殊講義Ⅱ

19世紀後半から20世紀前半に書かれた女性作家の短篇を読む
昨年度の授業に引き続き、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した女性作家たちの短篇をいくつか読む。
19世紀末から20世紀初めのイタリアは、女性が小説の書き手として(そして読者として)重要な役割を担うようになった時代である。ノーベル文学賞作家Grazia Deleddaやジャーナリストとしても活躍したMatilde Seraoなどの著名な作家に加え、Carolina Invernizio, Amalia Guglielminettiあるいは Neera, Marchesa Colombi, Contessa Lara, Regina di Luanto, Muraといった筆名の女性作家たちが女性の読者を意識した作品――しばしば「恋愛」をテーマにして、「恋愛小説」(Romanzo rosa)のジャンルの先駆けともなった――を新聞や雑誌に発表し、人気を博した。今日では忘れ去れた感のあるややマイナーな作家たちのこうした作品にも光を当てつつ、近現代イタリア文学の一側面を考察したい。授業では、作品の味読のみならず、イタリア語の正確な読解力を養うことをも目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04203442
FLE-HU4U03L1
イタリア語学イタリア文学特殊講義Ⅱ
浦 一章
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
配布するテクストのコピーを履修者に訳読してもらい、文法の基本事項を確認しながらテクストを精読してゆく。折々に、参加者のコメントを求めたい。
授業の方法
講義および講読
成績評価方法
平常点(授業への参加度)および期末レポート
教科書
プリント・コピーをITC-LMSで配布する
参考書
“Donne allo specchio. I più bei racconti della letteratura italiana al femminile”, a cura di Guido Davico Bonino, Milano, BUR, 2015. Antonia Arslan, “Dame, galline e regine. La scrittura femminile italiano fra ‘800 e 900”, Milano, Guerini, 1998.
履修上の注意
参加者には、現代イタリア語の基礎文法をひととおり身につけていることが求められる。また、毎回一定の予習が必要。
その他
授業は、実質的に長野が担当する。