学部後期課程
HOME 学部後期課程 宗教史学演習Ⅰ
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

宗教史学演習Ⅰ

環境倫理文献講読
 いわゆる環境倫理と呼ばれる分野における古典を日本語で講読する演習。講義形式と演習形式を併用する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04200571
FLE-HU4E05S1
宗教史学演習Ⅰ
池澤 優
S1 S2
火曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 本演習では今までJ. Miller, D. S. Yu, & P. van der Veer ed., Religion and Ecological Sustainability in China, M. Tucker & D. Williams ed., Buddhism and Ecology: the Interconnection of Dharma and Deed(2015年度)、リン・ホワイト『機械と神―生態学的危機の歴史的根源』、ロデリック・ナッシュ『自然の権利』、アラン・ドレングソン、井上有一『ディープ・エコロジー―生き方から考える環境の思想』、ピーター・シンガー『動物の解放』、J. E. ラブロック『地球生命圏―ガイアの科学』、トマス・ベリー『パクス・ガイアへの道―地球と人間の新たな物語』(2016年度)、ファン・ポッター『バイオエシックス―生存の科学』、アルド・レオポルド、『野生のうたが聞こえる』、岩崎茜『アルド・レオポルドの土地倫理―知的過程と感情的過程の融合としての自然保護思想』、石山徳子『米国先住民族と核廃棄物―環境正義をめぐる闘争』、ジョン・パスモア『自然に対する人間の責任』、鬼頭秀一『自然保護を問いなおす―環境倫理とネットワーク』(2017年度)、ウルリヒ・ベック『危険社会―新しい近代への道』、ベアード・キャリコット『地球の洞察―多文化時代の環境哲学』、ジェームス・スワン『自然のおしえ 自然の癒し―スピリチュアル・エコロジーの知恵』、桑子敏雄『生命と風景の哲学―「空間の履歴」から読み解く』(2018年度)、シュレーダー=フレチェット『環境の倫理』、R.D.ソレル『アッシジのフランチェスコと自然―自然環境に対する西洋キリスト教的態度の伝統と革新』、クレッカー&トゥヴォルシュカ『環境の倫理』、福永真弓『多声性の環境倫理―サケが生まれ帰る流域の正統性のゆくえ』(2019年度)など、環境倫理に関する著名な著作を講読してきた。本年度は環境倫理と文化の関係を扱った以下の書を読むことを予定している。 コンラート・オット&マルチン・ゴルケ編、滝口清栄ほか訳『越境する環境倫理学―環境先進国ドイツの哲学的フロンティア』、現代書館、2010。 フランク・ユケッター、和田佐規子訳『ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟』、築地書館、2015。 尾崎和彦『ディープ・エコロジーの原郷―ノルウェーの環境思想』、東海大学出版会、2006。 石坂晋哉『現代インドの環境思想と環境運動―ガーンディー主義と〈つながりの政治〉』、昭和堂、2011。 真実一美『環境と開発―インド先住民族、もう一つの選択肢を求めて』、世界思想社、2001。
授業の方法
 授業はZOOMを用いたオンライン形式で行うこととする。改めて東京大学から通達がない限り、対面での授業は行わない。  授業は先ず、最初の3回を用いて、担当講師が今まで演習で講読した本を要約する形で、環境倫理の概要を概論する。この部分は講義形式となる。  次に、講読においては、各書を適宜な長さに区切り、それぞれに担当者を決める。担当者は担当部分を要約して発表し、必要に応じてコメントを加える。他の参加者は、毎回の講読予定箇所をあらかじめ読んでおくことが望ましいが、それは絶対的な義務ではなく、担当者の発表に基づいて討論を行う。標準的には演習一回につき二人の担当者が発表することを予定している。一人の発表時間は概ね40分程度。  発表担当者はレジュメを作成し、配布することが要請される(レジュメは簡単なもので構わない)。従来は発表者が自らレジュメを印刷して持参してきたが、オンライン授業ではそれが不可能なため、発表者は発表前日までにレジュメのファイルを担当教員に送付すること。担当教員はITC-LMSを用いてレジュメのURLを履修者に送付する。発表当日は担当教員のPCからZOOMを通してレジュメを共有する。レジュメの書式はA4横が望ましい。
成績評価方法
 発表と授業参加による。発表の内容が成績に反映することはない。万一、履修者数が多い等の理由で、発表の機会を得られなかった場合は、発表者と同様のレジュメの提出によって、発表をしたものと見なす。
教科書
 上記参照。
参考書
 授業中に指示する。
履修上の注意
 ドタキャンは他の参加者の迷惑になるので、厳に慎んでいただきたい。一度予約した日時に発表が困難になった場合は、速やかにその旨を届け出てもらいたい。病気等の突発事による場合は、下記のメールアドレス、または電話に連絡していただいて構わない。