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人文情報学概論Ⅰ

人文情報学概論
長らく紙媒体に依拠してきた人文学は、今や様々な面でデジタル媒体に依拠せざるを得なくなりつつある。人文学の基礎である資料批判の手法は主に紙媒体に対して培ってきたものであり、人文学が学問としての基礎を維持し続けるためには、デジタル媒体の普及という新たな状況に対して資料批判の手法を再構築しなければならない。そして、この過程を通じて、人文学は、資料とそこから得られる情報の意義を再考するとともに、デジタル媒体の示す広汎な可能性に沿って自己を再規定する必要がある。人文情報学(Digital Humanities)は、こうした課題解決のため、人文学研究者と情報学研究者が協働する場として世界で展開しつつある新しい枠組みである。
本講義では、デジタル媒体をも対象とする新たな資料批判の力を身につけることを目指し、この人文情報学の中心的課題である、デジタル媒体時代における人文学にとっての資料と情報に関する問題系の理解を深めるとともに、国内外で取り組まれつつある種々の具体的事例を通して人文情報学の現状を把握し、デジタル媒体に適切に向き合う構えを自律的に形成できる人文学研究者としての素地を涵養する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04195001
FLE-HU4207L1
人文情報学概論Ⅰ
下田 正弘
S1 S2
水曜5限
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教室
法文1号館 312教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
人文学とメディア 下田 デジタル媒体と人文学の歴史 永崎・下田 利便性の高さの背景(1) 永崎 利便性の高さの背景(2) 下田ー 紙媒体における文献学的蓄積の詳細なデジタル化手法(1) 永崎 紙媒体における文献学的蓄積の詳細なデジタル化手法(2) 永崎 利便性の高いツールのための効果的なデジタル化手法(1)下田 利便性の高いツールのための効果的なデジタル化手法(2) 下田 デジタルテクストの効率的な分析手法 永崎 デジタルテクストの効率的な分析手法永崎 テクスト以外のデジタル化資料への批判的分析 永崎 デジタル化資料を提供する側の論理と仕組み 永崎・下田 協働で構築されるデジタル化資料 ミュラー・下田 全体のまとめ 下田
授業の方法
講義形式だがノートパソコンの持ち込みを必須とし、必要に応じてインターネットを利用する場合もある。具体的には個別の回毎に指示する。
成績評価方法
出席、課題提出、学期末レポートによる。
教科書
Susan Schreibman, Ray Siemens, and John Unsworth ed. A New Companion to Digital Humanities (Blackwell Companions to Literature and Culture), Wiley-Blackwell, 2016/1/26 『デジタル・ヒューマニティーズ入門』 (http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/CEH/index.php?sg2dh )
参考書
Susan Schreibman, Ray Siemens, and John Unsworth ed. A New Companion to Digital Humanities (Blackwell Companions to Literature and Culture), Wiley-Blackwell, 2016/1/26 『デジタル・ヒューマニティーズ入門』 (http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/CEH/index.php?sg2dh )
履修上の注意
Students should bring their own laptop computer to the class.