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最終更新日:2024年3月15日

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考古学概論Ⅰ

考古学の方法論
考古学の基礎的な方法論を学ぶ。考古学は遺跡の発掘調査によって遺物を回収し、遺跡・遺構・遺物にもとづいて過去の人類の行動や歴史を分析する、独特な学問である。したがって、分析の方法はほかの学問とは大きく異なっている。その一方、人類の営みという点では、自然環境や社会組織など、地球に生きてきた人類に共通の普遍的な問題に取り組まないわけにはいかない。そのために、自然科学や人類学など隣接した周辺学問との提携も必須となる。この講義では、遺物や遺跡からどのようにして年代を決定することができるのか、あるいは特定の遺物の広がりにどのような意味があるのかといった考古学でなくては解き明かすことのできない課題に対して、どのようにすればそれを解決することができるのか、考古学が重ねてきた試行錯誤の歴史を踏まえつつ、周辺学問との共同研究の成果も紹介しながら学習することにする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04191401
FLE-HU2K01L1
考古学概論Ⅰ
設楽 博己
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回 考古学とは何か 第2回 野外調査の方法 第3回 考古学から歴史を読み解く方法(1)-土偶を素材として- 第4回 考古学から歴史を読み解く方法(2)-古代イレズミの実在論と意味論- 第5回 考古学の歴史(1)-古典考古学から文化史考古学まで- 第6回 考古学の歴史(2)-プロセス考古学から現代まで- 第7回 考古資料の分類と分析方法 第8回 年代決定論(1)-相対年代決定法(型式学・層位学・編年と時代区分論) 第9回 年代決定論(2)-数値年代(絶対年代)- 第10回 考古学と自然科学 第11回 考古資料による空間分析 第12回 精神文化をどのように捉えるのか 第13回 まとめ―試験
授業の方法
パワーポイントを用いた講義
成績評価方法
期末試験(50%)、授業への取り組みなど平常点(50%)
教科書
早乙女雅博・設楽博己編2018『新訂 考古学』一般財団法人放送大学教育振興会
参考書
コリン・レンフルー+ポール・バーン著、池田裕+常木晃+三宅裕監訳、松本健速+前田修訳2007『考古学 理論・方法・実践』東洋書林 設楽博己2014『縄文社会と弥生社会』敬文舎
履修上の注意
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