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最終更新日:2024年4月22日

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人類生態学

人類生態学
講義「人類生態学」では、人間の生存・健康にかかわる最も基本的な仕組みについて学びます。まず人間生態系という概念が、健康・人口・環境にかかわる現代的問題の研究にとって有効であることを理解します。さらに、人間の生存戦略の基本となる、食べる(=栄養)、働く(=行動)、次世代を生み育てる(=人口)、社会を形成する(=文化と社会)という4つの側面について、その基本的な考え方と方法を学びます。最後に、人類生態学の最新のトピックスについて講義をうけます。本講義の目標は、地球上に生きる人類の集団ごとの多様性、個人ごとの多様性が、どのようなプロセスで形成されてきたかを理解することにあります。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
02215
FME-IH3c15L1
人類生態学
梅﨑 昌裕
S1
火曜1限、火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
医学部
授業計画
授業計画 4/6(火)人類生態学の考え方 梅﨑 4/13(火)人口からみた人間 小西 (9:00-12:10) 4/20(火)栄養と健康 梅﨑 (9:00-12:10) 4/27(火)行動の生態学 梅﨑 (9:00-12:10) 5/11(火)自然人類学の方法(米田穣【総合研究博物館】) (9:00-12:10)      総合研究博物館の見学      文化の進化(井原泰雄【理学部生物学科】) 5/18(火)人類生態学の研究  (9:00-12:10)      パプアニューギニア高地人の低タンパク適応 梅﨑      少子化と不妊の人類生態学 小西      5/25(火)講義のまとめ 梅﨑       試験 
授業の方法
あらかじめITC-LMSより配布した教材を読んで授業に参加する.授業の最初に,教材についての補足説明・議論をおこなう.2コマ連続の講義なので、1コマ目に基本的な概念と知識についての講義をおこない。2コマ目に関連したグループワーク・演習をおこなう。5月25日は1限目が全体のまとめ、2限に試験を実施する。  配布予定教材 *地球におけるヒトの存在 *文化としてのドメスティケーション *食べものをつくりだす技と場 *からだの進化 *病気と環境 *人間の生態と適応、病と西欧化 *パプアニューギニア高地における肉食 *昨日の友は今日の敵:パプアニューギニア・フリの社会 *市場経済化する辺縁地域の生態史:海南島・リ族社会 *環境と人間の生活の通時的かかわり:中国海南島の事例より
成績評価方法
試験成績、授業中に行なう小テスト・小レポートの成績を合わせて評価する。
教科書
大塚柳太郎他『人類生態学』東京大学出版会 井原泰雄,梅﨑昌裕,米田穣 (編著)『人間の本質にせまる科学:自然人類学の挑戦』東京大学出版会
参考書
渡辺知保他『人間の生態学』朝倉書店
履修上の注意
毎回開始時に出席を取り,2/3以上の出席をもって受験資格とする. 追試は1回のみ。