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最終更新日:2025年4月21日

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民事訴訟法第1部

第1審判決手続
この授業の目標は、民事訴訟の第1審手続の全体の流れとその構成要素とを把握し、民事訴訟法の条文及び基本的な概念や理論を、具体的な事案との関係で理解することである。請求や当事者の複数、上訴等については、民事訴訟法第2部で扱うこととし、この授業では概観するのみである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0123091
FLA-PL3207L1
民事訴訟法第1部
松下 淳一
A1 A2
火曜3限、金曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
各回の授業の内容は概ね以下のとおりである。 1 民事訴訟手続概観、民事訴訟の意義・目的 2 当事者(1)意義、当事者の確定 3 当事者(2)当事者能力、訴訟能力 4 当事者(3)訴訟上の代理 5 裁判所 概念、管轄・移送、裁判官の除斥等 6 訴えの提起 訴えの意義・種類、訴状、訴訟物概念 7 訴訟審理の進行 期日、期間、送達、職権進行主義、当事者の欠席 8 口頭弁論 諸原則、攻撃防御方法の提出 9 弁論主義 10 主張の規律、釈明、口頭弁論の準備 11 訴訟行為論 12 証明 意義、証明度 13 裁判上の自白 14 事実認定 自由心証主義、証明責任 15 証拠調べ(1)書証 16 証拠調べ(2)証人尋問・当事者尋問、鑑定、検証 17 訴訟要件(1)意義、審判権の限界、訴えの利益 18 訴訟要件(2)当事者適格、調査 19 判決(1)裁判の意義、判決の種類、判決の各種の効力 20 判決(2)既判力の客観的範囲、処分権主義 21 判決(3)重複起訴の禁止 22 判決(4)一部請求、争点効、信義則による遮断 23 判決(5)既判力の時的限界、既判力の主観的範囲 24 判決(6)既判力の作用 25 裁判によらない訴訟の完結 26 複数請求訴訟・多数当事者訴訟・上訴概観
授業の方法
講義形式
成績評価方法
筆記試験による。
教科書
授業において判例に言及する際には高田裕成他編『民事訴訟法判例百選(第6版)』(有斐閣、2023年)を参照するので、教室に必携である。
参考書
教科書は特に指定しないが、次のいずれかを参考書とすることを勧める。 ・高橋宏志『民事訴訟法概論』(有斐閣、2016年) ・三木浩一ほか『民事訴訟法(第4版)』(有斐閣リーガルクエストシリーズ、2023年) ・山本弘ほか『民事訴訟法(第3版)』(有斐閣アルマシリーズ、2021年)
履修上の注意
特になし