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最終更新日:2024年3月15日
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ロシア・旧ソ連法
現代ロシア法
近くて遠い隣国ロシアは、ソ連解体後の苦境から脱して大国として復活しつつあるかのようだが、とりわけプーチン時代後半には西側諸国との関係が悪化してきた。日本の新聞などでは、主として国際関係の視点からロシア関連の報道がなされているにしても、あくまでも表面的な次元に留まっている。本講義では、普段あまり知られることのない現代ロシア法の沿革と現状について、時にはソ連時代の歴史的背景をもふまえつつ講義をし、ロシアの「法治国家」や「立憲主義」の実情にせまり、ロシアを内在的に理解する手立てとしたい。
現代ロシア法を理解する前提として、最低限ペレストロイカ期の法制度の変転をふまえ、まず現代ロシア憲法を始めとして国家制度の基本知識を習得し、各種法制度の特徴とその機能の両側面から、現代ロシアの歩みについて理解かつ説明できることを基本目標とする。さらにはクリミア編入問題のよ うな国際社会を揺るがせた事件についても、それがロシアの国内法とどのように関連してくるのかを把握し、ソ連解体が現代ロシア国家にいかなる後遺症をもたしているのかについても把握する。
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