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憲法演習

(受講予定の皆さんへのご連絡)初回について,詳細は31日以降,ITC-LMSに掲げます。ご確認ください。私のアドレスは,*****です。
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 『文献選集日本国憲法』は憲法施行30年を記念して編まれた教材であり,それ以前の論文をまとめた,その意味では古い論文集であるが,今なお学ぶ価値のあるものだと思う。その理由の第一は,この時期までに形成された論点(たとえば,公安条例,知る権利,国家機密,わいせつ)を現在もまだ授業で習うことが少なくないが,その論点を生き生きとしたものとして理解するにはそれが形成された過程を伝える原典を読むのがよいからである。さらに,第二に,そのように生き生きとしたものとして捉え直せば,論じられているのは,決して古い論点ではないことも分かるからでもある。たとえば,大衆社会における表現の問題,ソフトな規制の問題はすでにこの頃から議論されており,現在の争点のどこが新しいかを見極めることは,法学を学ぼうとする人にとって大事な作業であると思われる。とりわけ,教科書とした第6巻は,編者の鋭い問題関心に従って論文集が編まれており,編者の解題と各論文の著者との緊張関係も含めて,立体的に読み解くこと,そして,現在の問題にも引きつけつつ議論することが,授業の目標である。

 参加者は,①各テーマ(約6つを予定)について,調査をし,A41枚程度のメモにまとめて発表すること,②学期中1回はさらに詳しい調査をし,報告にまとめること,が必要である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0120065S
FLA-SE4101S2
憲法演習
小島 慎司
S1 S2
月曜4限
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教室
本郷その他(学内等) 各演習室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
【進め方】テキストで扱われているテーマを,概ね2週ごとに1つ,検討する。1週目は,全員が論文と解題を読み,各自で調査した内容をA41枚程度の資料と簡単な報告にまとめて,議論した上で,精査が必要な論点を決める。2週目は,特定の担当者がその論点について調べて報告し,皆で議論する。 【テーマ】テキストで扱われているテーマは,次のようなものである。戦前の治安取締法制,公安条例,天皇制,思想の自由,選挙運動規制,マスメディアの自由,言論の自主規制,国家機密,わいせつ規制等。
授業の方法
上記
成績評価方法
報告・議論の内容によって評価する。報告を欠かさないことは単位取得の条件である。
教科書
奥平康弘編『文献選集日本国憲法(6)自由権』(三省堂,1977年)。印刷して初回に配布する。参加者の都合にもよるが,概ね配列順に扱う予定である。
参考書
教科書326-28頁のほか,それ以後の文献については,テーマごとに適宜,紹介する。
履修上の注意
無断欠席はお断り。