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最終更新日:2024年3月15日

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ロシア・旧ソ連史演習(外国語科目)

タイトル:ロシア帝国の辺境統治 歴史学において帝国論はすでに確立されたディシプリンとなっている。帝国論の今後の発展方向を考察すれば、①民族形成論、民族言説論に偏りすぎて伝統的な社会経済史の知見を生かしていないこと、②トランスナショナルなアプローチの不足、③空間(地域)表象論を十分には活用していないことがあげられる。本演習では、既存の帝国論のこれらの弱点を克服することを目指す。
1.農業問題、公教育の普及などの近代化の課題と民族問題がどのように絡み合っていたかを学ぶ。
2.個々の帝国を個別に考察するのではなく、隣接帝国間の相互作用から生まれる歴史を学ぶ。
3.帝国の胎内から国民国家が生まれる様を空間表象論を駆使して学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0120026S
FLA-SE4612S2
ロシア・旧ソ連史演習(外国語科目)
松里 公孝
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
上記の目的を達成するため、次の3冊を、章を選びながら読む。 Leonard Friesen, Rural Revolutions in Southern Ukraine: Peasants, Nobles, and Colonists 1774—1905 (Harvard University Press, 2008) Sean McMeekin, The Russian Origins of the First World War (Harvard University Press, 2011) Darius Staliunas, Spatial Concepts of Lithuania in the Long Nineteenth Century (Academic Studies Press, 2016)
授業の方法
最初に章、論文を分担する。担当者は内容の要約を報告し、全員で討論する。学期の終わりまでにレポートを課す。
成績評価方法
英文読解の正確さ、討論参加の積極性、およびレポートで評価を決める。
教科書
上記の通り。適宜追加。
参考書
特になし。
履修上の注意
課題文献はできるだけ読んでから参加すること。