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最終更新日:2024年4月22日

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労働法演習

労働法最新重要判例演習
「過労死・過労自殺」「セクハラ・パワハラ」「ブラックバイト」「非正規雇用」「就活・内定」などは、ニュース等でしばしば耳にする身近な社会問題でしょう。とりわけ2018年には「働き方改革」が政府の政策の基軸となり「長時間労働」「同一労働同一賃金」等に関わる大きな法改正が行われ、また、2019年にはパワー・ハラスメントについても法規制が導入されました。さらに働き方改革の次なる課題として「副業・兼業」「フリーランスの働き方」「70歳までの雇用・就業促進」等の政策も展開過程にあります。労働法は日本の社会の将来に直接コミットする政策を展開しつつあります。
これらの問題は、労働裁判としても争われ、法律を具体的な社会問題に解釈・適用するとはどういうことか、さらには、雇用システムの変化に対応してこれからの労働法政策のあり方をどう考えるべきかについての格好の素材を提供しています。
そこで、このゼミでは、最新の(つまり、判例評釈も出ていないため、皆さんが自分の頭で考えるしかない)重要裁判例を取り上げながら、法解釈論と立法政策の双方について議論します。そして、生の判例を読む力、事実関係を正確に認識・分析し、法的な論理を組み立てて説得的な議論を展開する力の修得を目指します。
荒木ゼミでは、男女・学年を混合した4人で1つの報告グループを作り、各グループが2件の判例について報告を担当します。荒木ゼミではゼミ生が主役。皆さんがとことん議論をすることを重視し、教師は最後の15分まで口を開きません。司会進行も報告グループが担当します。ゼミでは、まず、全員に判決についての「一言コメント(賛否・その理由)」が求められますので、荒木ゼミに参加して、一度も発言せずにゼミ室を出ることはあり得ません。是非、議論する醍醐味を味わって欲しいと思います。労働法未修者も歓迎します。
なお、5限の授業ですが、午後7時頃までは議論が白熱しているのが通例ですので、参加に当たっては留意して下さい。労働委員会・ハローワーク等の見学やゲストスピーカーの講演、合宿等のイベントも例年実施しています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0120018S
FLA-SE4502S2
労働法演習
荒木 尚志
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
10件程度の最新労働判例を取り上げ、その法解釈上・雇用労働政策上の課題について議論し、最後に教師がコメントを加える。
授業の方法
演習:グループによる報告形式をとる。
成績評価方法
平常点による
教科書
判例教材を配布する。
参考書
授業の際に指示する
履修上の注意
ゼミ終了時刻は、午後7時頃となる。