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最終更新日:2024年4月1日

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認知脳科学概論

神経・生理心理学
認知神経科学は心理学と神経科学の手法を駆使して,こころの仕組みに迫ろうとする学問領域である.近年,機能的磁気共鳴画像法(fMRI)など,身体を傷つけず外部から人間の脳活動を計測する方法が急速に進展した.それとともに,従来は心理学が主に扱ってきた注意,学習,言語,意思決定など人間の高次な機能を,神経科学の文脈で生物学的に理解することが可能になって来た.本講義では,この領域の基礎知識を分野横断的に眺めながら学び,こころの機能とメカニズムを総合的に理解することを目標とする.具体的には,知覚・認知・運動・記憶・言語・社会性・意思決定といった認知のはたらきについて,基礎心理学からの問題提起と,神経科学における実証研究が常に循環している様子を概観する.脳神経系の構造及び機能を理解した上で,記憶,感情等の生理学的反応の機序,高次脳機能障害の概要などについて解説する.全体として,中枢神経系の構造と機能を巨視的・微視的に解説し,機能的脳イメージングや計算理論,心理物理学など認知神経科学のさまざまな研究アプローチで用いる方法論を俯瞰する.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08X2004
FAS-XA4C04L1
認知脳科学概論
今水 寛
A1 A2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1)脳と神経の基礎知識() 2)脳イメージングの基礎と応用 3)感覚1:視覚 4)感覚2:聴覚・触覚・多感覚統合 5)運動1:感覚運動と内部モデル 6)運動2:身体認知と運動制御 7)ミラーシステムと社会脳 8)言語と思考 9)記憶と学習 10)情動と意思決定 11)脳の情報処理と学習モデル
授業の方法
講義による.
成績評価方法
出席回数(20%)と試験(80%)
教科書
独自に作成したスライドをLMSからダウンロードする
参考書
書名    :イラストレクチャー 認知神経科学 著者(訳者):村上郁也 編 出版社   :オーム社 ISBN    :978-4-274-20822-5
履修上の注意
人間の心理とその基盤を科学的に理解することを目指す.