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最終更新日:2024年4月1日

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進化理論[進化学コース]

進化理論
進化する事物や進化現象は、どのような性質を共通して持つか? 宇宙・恒星から生物、そして人工生命や言語・社会に至るまで、「進化」というキーワードで括れる広い現象の持つ本質はなにか? そこにはエントロピーや情報の量と構造、そしてどのような質の変化や自己組織化が介在するのか?―――本講義はこれらを総合して、複雑系、数理生物学、非線形科学、進化論の観点から深く分析し、理解することを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08D1504P
FAS-DA2G05L1
進化理論[進化学コース]
池上 高志
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1. はじめに(池上/山道)  本授業の趣旨を説明し、進め方について解説する。必要な予備知識や参考書なども提示する。 2. カオスと生命理論(池上) 3. 生命の数理モデル:simulation model(池上) 4. Big Dataの時代における進化理論(池上) 5. ウェブの進化理論(池上) 6. ダーウィン進化:最適化と頻度依存選択(山道) 7. ランダムウォーク進化:遺伝的浮動と分子進化の中立説(山道) 8. 種分化:選択と浮動による生殖隔離の進化(山道) 9. 大スケールの進化と、系統樹による過去の復元(山道) 10. 結びとディスカッション:「進化とはなにか?」(池上/山道)  担当教員2人と受講生による、進化について結びのディスカッションを行う。
授業の方法
Power Pointでスライドを写して、資料を配布する。
成績評価方法
期末レポートで評価する。各教員の出題した課題から選択してレポートを各教員に提出する。
教科書
講義中に指示する。
参考書
○『生命システムをどう理解するか-細胞から脳機能・進化にせまる融合科学』(浅島 誠 編集、共立出版)2007年 ○『生命の起源と進化の物理学』シリーズ・ニューバイオフィジックス II-8 (伏見 譲 編、共立出版) 2003年 ○『複雑系のバイオフィジックス』シリーズ・ニューバイオフィジックス II-7 (金子邦彦編、共立出版) 2001年 ○『生命と複雑系』(田中 博 著、培風館) 2002年 ○『進化論的計算の方法』 (伊庭 斉志 著、東京大学出版会) 1999年 ○『複雑系の進化的シナリオ』 (金子邦彦/池上高志、 朝倉出版) 1998年 ○『生命とは何か - 複雑系生命論序説』 (金子邦彦、東京大学出版会) 2003年 ○『進化遺伝学』 J.メイナード=スミス (巌佐 庸・原田祐子 訳) 産業図書 1995年 〇『進化の教科書』カール・ジンマー&ダグラス・J・エムレン、ブルーバックス、2016年 ○『Evolutionary Biology (4th ed.)』 (D. Futuyma) Sinauer, 2012
履修上の注意
特になし。