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最終更新日:2024年4月1日

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音響芸術論I

音響芸術論I: 音楽と社会とテクノロジー
音楽は社会の中でどのように位置づけられてきたのだろうか。本講義では、とりわけ音楽の技術的側面と社会との関係に焦点をあてながら、音楽と空間とをめぐる関係が歴史的発展を考察する。この講座を通じて、芸術文化理論、文化社会学の基礎を学ぶと同時に、20世紀のポピュラー音楽、実験音楽の発展に概略を学習する。さらに、最近のデジタルメディアの発展が音楽にどのような影響を与えているのかを考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1115
FAS-CA4C15L1
音響芸術論I
毛利 嘉孝
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1.オリエンテーション 2.音楽と社会:音楽は資本主義の中でどのように位置づけられるのか? 3.音楽芸術と工業化:未来派と騒音芸術  4.録音芸術と大衆文化の誕生:アメリカのジャズ 5.移動する音楽空間:ビバップ革命以降 6.反抗する空間:ロックの誕生からウッドストックまで 7.録音芸術としてのロック:ビートルズ再考 8.沈黙する音楽:ジョン・ケージを〈聴く〉 9.人間機械論:テクノミュージックとデジタル化 10. ストリートの音楽:パンクとシチュアシオニスト 11. ノイズミュージック:日本のシーンを中心に 12. 聴く音楽から踊る音楽へ:ハウスミュージック、DJ、レイヴ 13. 環境音楽とは何か 14. Jポップが生み出す空間 15. まとめ
授業の方法
基本的に講義形式を取るが、時にディスカッション等も行われるので、積極的な授業への参加が求められる。また授業では、講義で扱う音源もできるだけ紹介したい。
成績評価方法
レポート50%、平常点50%
教科書
毛利嘉孝編著『アフターミュージッキング:実践する音楽』東京藝術大学出版会
参考書
毛利嘉孝『増補 ポピュラー音楽と資本主義』せりか書房、野田努『ブラック・マシン・ミュージック』河出書房新社、渡辺裕『聴衆の誕生』中公文庫、ジョン・ケージ+ダニエル・シャルル『小鳥たちのために』青土社、大友良英『学校で教えてくれない音楽』岩波新書、清野栄一『RAVE TRAVELLER』太田出版、その他授業時に随時指示をする。
履修上の注意
特に専門的な知識は必要ないが、音楽芸術一般に対する好奇心を持っていることが期待される。また授業に積極的に参加することが要請される。原則的に学期中に1回は発表することが求められる。