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最終更新日:2024年4月22日

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造形空間芸術論II

戦後日本美術の言説形成:1970-2015年
1970-2015年の日本美術を、作品の展開よりも言説の形成に注目して考察します。とりわけ、論争や集団的運動などの複数の論者による議論の形成に注目して、それを可能にした言説の配置を検討します。戦後日本美術において生まれた多様な議論に目を向けると同時に、「戦後日本美術」という枠組み自体を問い直すことを目指しています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1114
FAS-CA4C14L1
造形空間芸術論II
加治屋 健司
S1 S2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回は、教員が1970年から2015年にかけての戦後日本美術の言説形成の概要を説明します。2回目以降は、担当者に発表してもらいます。以下のテーマを扱う予定です。写真と美術、メディアアート、システムと集団、絵画への回帰、関西ニューウェーブ、ニューペインティング、海外の日本文化・日本美術展、ネオポップ、マイクロポップ、パブリックアート、アートプロジェクト、ソーシャリー・エンゲージド・アート
授業の方法
受講者は、少なくとも1回、発表を担当して下さい。初回の授業で、各テーマに関する基本的な論文や著作を示します。受講者は、毎回、それらに目を通してきて下さい。発表の担当者は、他の関連文献も調べつつ、各テーマについて論じて下さい。その後、受講者全員で討論します。
成績評価方法
授業での発表や討論などから総合的に判断して、成績を付けます。
教科書
ありません。
参考書
多木浩二・藤枝晃雄監修『日本近現代美術史事典』(東京書籍、2007年) Doryun Chong, Michio Hayashi, Kenji Kajiya, and Fumihiko Sumitomo, eds., From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012). 北澤憲昭・佐藤道信・森仁史編『美術の日本近現代史 制度・言説・造型』(2014年)
履修上の注意
毎回の参加と発言を期待しています。