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最終更新日:2024年3月15日

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造形空間芸術論I

マンガをめぐる理論と歴史
マンガをめぐる研究的・批評的言説には、すでに相応の厚みが生じています。この授業ではその一端を垣間見るとともに、マンガというメディアの歴史と特質について考察します。また、批評文の執筆と講評をとおして批評理論の実践をおこない、具体的な分析からひとつのメディアにたいする議論を深める練習をすることも、授業の願うところです。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1113
FAS-CA4C13L1
造形空間芸術論I
中田 健太郎
A1 A2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
前半の5回ほどは講義形式ですすめ、マンガをめぐる研究的・批評的言説や、マンガというメディアをめぐる基本的な論点、マンガ史上の諸問題について概説します。のこりの授業では、参加学生の方たちから担当者を決め、具体的な作品分析をとおしてマンガというメディアの歴史や特質について論じる批評文を書いてきてもらい、みなさんでその講評をおこないたいと思います(とはいえ、参加人数や参加者の希望などにしたがって、授業計画は柔軟に変更される可能性があります)。
授業の方法
上記計画にもとづき、講義形式と批評文の講評によって行います。
成績評価方法
授業への積極的参加と、授業に際して書いてきてもらう批評文、それから(学期末に提出してもらう予定の)その批評文の改訂版によって評価します。
教科書
なし
参考書
- 小野耕世『アメリカン・コミックス大全』晶文社、2005年 - 夏目房之介、竹内オサム編『マンガ学入門』ミネルヴァ書房、2009年 - ティエリ・グルンステン『マンガのシステム コマはなぜ物語になるのか』野田謙介訳、青土社、2009年 - Thierry Smolderen, Naissances de la bande dessinée : de William Hogarth à Winsor McCay, Les Impressions Nouvelles, 2009 - 古永真一『BD 第九の芸術』未知谷、2010年 - Thierry Groensteen, Bande dessinée et narration : Système de la bande dessinée 2, PUF, 2011 - 鈴木雅雄編『マンガを「見る」という体験』水声社、2014年 - 鈴木雅雄・‎中田健太郎編『マンガ視覚文化論 見る、聞く、語る』水声社、2017年 そのほかの文献については、授業中に適宜指示します。
履修上の注意
マンガと批評理論の双方に興味を寄せてもらえればと思います。まだマンガをあまり読んだことがないので批評文のテーマを見つけづらいという人には、こちらからなんらかのテーマを提案します。
その他
いろいろな時代・地域の作品を話題にだしますので、この機会にたくさんマンガを読んでください。