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最終更新日:2024年4月1日

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朝日講座「居場所」の未来

「居場所」の未来
 安心して過ごすことのできる居場所があることは、生きるための基本的な条件です。
 一面で、現代社会では、かつてなく居場所を見つけることが容易になったと言えるでしょう。室内はますます快適になり、街には居心地の良さそうな場所が増え、サイバー空間の使い勝手も劇的に改善されてきました。その気になればいつでもどこでも居場所を手にすることができるかのような楽観的な見方すら、珍しいものではありません。
 その一方で、居場所の欠如や喪失の感覚が深まり、これを取り戻すための努力が静かに広がりつつあるのも現代の特徴ではないでしょうか。もっとも、居場所への渇望ないしは衝動は、それをつくったり維持したりすることを妨げるものへの無関心や、ときには敵意にまでつながるのかもしれません。
 本年度の朝日講座では、こうした矛盾に注意を払いつつ、見えるものと見えないもの、そして、身近なコミュニティと宇宙のスケールの間を行き来しながら、私たちの居場所とその未来について考えたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04187001
FLE-XX4352L1
朝日講座「居場所」の未来
祐成 保志
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
各回、様々な分野から先生をお呼びして話題提供してもらいます。その上で、授業の後半は講義の内容にもとづき討論を進めていきます。話題提供をお願いしている先生方は、以下の通りです(順不同、敬称略)。大月敏雄(工学系研究科)、牧野篤(教育学研究科)、岡部明子(新領域創成科学研究科)、山崎亮(studio-L代表)、西村明(人文社会系研究科)、金井利之(法学政治学研究科)、水町勇一郎(社会科学研究所)、芳村圭(生産技術研究所)、田近英一(理学系研究科)、守川知子(人文社会系研究科)、会田薫子(人文社会系研究科)。
授業の方法
履修者の中から、各回の担当者を決め、担当者には講師指定の文献を予習した上で授業に臨んでもらいます。授業当日は、先生方の話題提供の後、その「問い」をめぐって討論していきます。授業の詳細については、下記サイトを随時確認するようにしてください。http://www.u-tokyo-asahikouza.jp/
成績評価方法
授業への出席、討論への貢献、レスポンスシート
教科書
各回の講師が指定します。
参考書
各回の講師が指定します。
履修上の注意
この授業は、東京大学が朝日新聞社に寄附により開講している学部横断型の講座です。東京大学大学総合教育研究センターの運営のもと、文学部科目として開講されています。全学部後期課程の履修と、大学院生の振替履修を対象とし、文理の枠組みを超えた議論を展開していきます。9月26日の初回授業では、冒頭にガイダンスを行います。