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最終更新日:2024年4月22日
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精神医学
精神医学:精神疾患とその治療/ Topics in Neuropsychiatry
Nature誌の2010年の新年号は、その冒頭の論説に 「A decade for psychiatric disorders」を掲げ、
これからは精神疾患のための10年になるだろう、と論じた。
(Nature 468:9,2010)
諸外国ではこころの病(精神疾患)への様々な取り組みが 1990年代から行われており、
その重要性がますます高まっており、 がん・循環器疾患とならぶ『三大疾患』のひとつに位置づけられ、研究や支援が行われている。
日本においても、 こころや脳は、 いまや社会の重要な関心テーマとなっている。
2007年より日本の医療計画制度が「4疾病5事業」として開始され、
4疾病とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病を指し、
5事業とは、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、
周産期医療、小児救急医療を含む小児医療を指す。
2013年より精神疾患と在宅医療が加わり、
「5疾病5事業及び在宅医療」とrenewalされた。
メンタルヘルスの重要性の高まりが 日本においても、政策へ反映され始めている。
本講義では、こうした重要性を認識されてきた人間の精神機能の障害である精神疾患の現時点までの知識を広く学び取ってもらい、実際の生活場面で生かすことのできる知恵を得てもらうことが目標である。精神疾患の背景となっている脳についての科学的研究も合わせて紹介することがある。
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