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最終更新日:2024年4月1日

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フランス語圏言語文化

メルヘンと映画:「ロバの皮」から『ロバと王女』へ
一般にメルヘン的要素に乏しいと言われるフランス文学において、シャルル・ペロー『童話集』(1697年)の存在は貴重である。代表的な作品のいくつかを読み、フランス的メルヘンの世界に親しむと同時に、古典主義の時代において作者ペローの果たした役割を学ぶ。さらに、ペローの「ロバの皮」をジャック・ドゥミ監督が映画化した『ロバと王女』(1970年)を分析することで、アダプテーションのもつ創造的側面を考えることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04183221
FLE-HU2S04L1
フランス語圏言語文化
野崎 歓
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
前半はシャルル・ペロー『童話集』の講読およびペロー研究にあてる。Le Petit Chaperon rouge, Le Maitre chat ou le Chat botte, Peau d'aneを精読する予定。また、ペローが中心人物となった文学史上の大きな出来事である「新旧論争」についても考察する。 後半はジャック・ドゥミの映画『ロバと王女』について、原作と比較しての特色を分析し、アダプテーションのもつ創造的な可能性を考える。
授業の方法
担当者を決めての講読、発表。
成績評価方法
平常点および試験。
教科書
Charles Perrault, Contes, Le Livre de poche, 2006.
参考書
適宜指示する。
履修上の注意
フランス語初級文法の知識を持っている学生を対象とする。