学部後期課程
HOME 学部後期課程 原典講読VIII
過去(2018年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

原典講読VIII

美術理論仏語原典講読
フランスで近年出版された美術館・博物館展示をめぐる諸論文を講読し、近代西洋的な芸術作品以外の展示物をめぐる議論を学び検討する。
本演習は夏学期の延長となるが、夏学期の演習を履修していない場合も問題なく講読に参加できるよう配慮する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04180628
FLE-HU2F06L1
原典講読VIII
小田部 胤久
A1 A2
木曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
美術館と博物館の展示をめぐるイデオロギーが問われて久しい。2006年開館のパリのケ・ブランリー美術館もまた、展示表象をめぐる議論を読んだ出来事として記憶に新しいが、芸術作品と民族誌的器物や自然物等、展示物の分類に潜む歴史性と恣意性はどのように解釈されているのか。 本演習ではケ・ブランリー美術館が発行している学術雑誌Gradhivaの''Collections mixtes''と題された特集号(n. 23, 2016)に収められた諸論文を講読する。フランスにおける博物館・美術館に関する研究動向を通じて、展示物の区分の歴史的・学術的背景、展示品の自然/人工の境界等をめぐる近年の議論など、ミュージアムにおける「芸術」概念の(脱)構築の過程を考えたい。 当該のGradhiva誌の目次はリンク先に示されている。 なお、Aセメスターは«Discipliner la science de l'homme», «Art nouveau ou art congolais à Tervuren?», «Les collections d'art contemporain à lépreuve du vivant à travers quelques cas remarquables»の3本を講読予定である。
授業の方法
演習形式、各回全員が指定された論文の講読箇所を読んできたうえで、担当者が講読箇所の内容をまとめ、議論の骨子等を発表したうえで全員で討議を行なう。
成績評価方法
平常点(出席、積極的な授業への参加具合、担当時の発表等)による。 なお演習形式の授業のため欠席は3回までとする。
教科書
Gradhiva(Collections mixtes, n. 23, 2016) 適宜コピーを配布する
参考書
なし
履修上の注意
初回時に''Collections mixtes"特集前半の概要の説明を行うので、可能なかぎり出席すること。
その他
当初の講読予定テクスト(Objets des terres lointaines)から変更し、Sセメスター同様GradhivaのCollections mixtes号の諸論文講読を行う(8/17日付記)。