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最終更新日:2024年4月22日

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原典講読II

芸術のカテゴリ論
「芸術とは何か」という、芸術学の最も基本的なトピックについて、現代美学の前提を問い直す論文を読み、問題意識の精錬を図る。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04180622
FLE-HU2F06L1
原典講読II
三浦 俊彦
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 芸術とは何か、を考えるさい、アバンギャルド芸術作品のような、本当に芸術と認めるべきかどうか怪しい問題事例(ハードケース)に注目すると理論化がうまくゆく、という暗黙の学問的前提がある。しかしその前提は適切だろうか。むしろ、芸術であることに疑いの余地のない典型的事例に密着することによってこそ、芸術という概念が明確になりはしないだろうか。そのような問題意識を持つ著者による論文「芸術の自然主義的定義」を読み、芸術とは何か、定義とは何か、といった芸術学の根本問題への導入とする。
授業の方法
輪読形式で行なう。テキストに書かれている個々の具体的情報にこだわるより、情報どうしの関連、論述法に重きを置いて読んでゆく。
成績評価方法
訳読担当時の発表の仕方、普段の発言、出席状況、レポートの四つを総合して評価する。
教科書
Dutton, Denis, 2006, “A Naturalist Definition of Art,” Journal of Aesthetics and Art Criticism, 64: 367–377.
参考書
適宜指示する。
履修上の注意
特になし