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最終更新日:2024年3月15日
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芸術学概論
感性文化とメディア論
「芸術学」は長いこと、現実の生活や環境から切り離された美術館やコンサートでの「純粋鑑賞」体験をモデルに形作られてきたが、近年では美術や音楽といった既成の芸術ジャンルの枠をこえた「視覚文化」「聴覚文化」といった概念が提唱され、社会や環境との関係の中での「感性文化」の全体的ありようへと視野が広げられるなか、狭義の「芸術」に対する見方もまた大きく変わりつつある。この講義では、芸術が近代的な共同体の形成過程において果たしてきた役割や、現代の都市環境の中でわれわれの感性が様々な芸術と時には結びつき、時にはぶつかり合いつつ形作られている状況、さらには、われわれの感性やものの見方が様々なメディアとの関わりの中で歴史的・文化的に形作られ、変容されてきたメカニズムなどを考察し、「感性文化」の様々な側面をその具体層において捉えてゆきたい。
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