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最終更新日:2024年4月1日

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応用倫理演習I

科学的生命観と人生論的生命観Ⅲ
 従来の米国型生命倫理学では、そもそも「いのち・生命」が何であるかはほとんど論じられてこなかった。また、近年のバイオテクノロジーと先端医療の飛躍的な進展により、「いのち・生命」は科学でのみ解るかのような風潮が蔓延しているように思われる。しかし、さまざまな人文学もまた、「いのち・生命」を探究してきたのである。
 そこで、「いのち・生命」に関して自然科学と人文学とがそれぞれ探究してきた内実を検討し、すなわち、科学的生命観と人生論的生命観とを比較検討し、科学的生命観の限界を考察する。そしてそのうえで、今日の生命倫理問題を考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04180081
FLE-HU4206S1
応用倫理演習I
小松 美彦
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 『〈いのち〉はいかに語りうるか――生命科学・生命倫理における人文知の意義』(下記教科書)を基本テキストとして、同書および関連文献を輪読し、討議する。  
授業の方法
ゼミ形式を採り、テキストを輪読し、議論する。履修者は、基本的に少なくとも一度は担当部分をレジュメ発表する(発表しなかった者に対してのみ、期末レポートを課す)。発表担当は開講ゼミで決定する。
成績評価方法
レジュメ発表と平常点。発表しなかった者のみ期末レポートを課す。
教科書
『〈いのち〉はいかに理解されるか?――生命科学・生命倫理における人文知の意義』(学術協力財団、近刊)。 他は開校時に指示する。
参考書
川喜田愛郎『近代医学の史的基盤 上下』(岩波書店、1977年)。 C.U.Mスミス『生命観の歴史 上下』八杉龍一訳(岩波書店、1981年)。 廣野喜幸・市野川容孝・林真理編『生命科学の近現代史』(勁草書房、2002年)。 他は授業時に紹介する。
履修上の注意
昨年度のゼミを基礎に行うが、もちろん新規登録は可能である。昨年度のゼミを履修しなかった者に対しては、開講時に準備作業を指示する。 履修を決めた者は、原則として欠席してはならない。ゼミは学生・院生と教員が形成する時空間だからである。
その他
詳細は開講講義で説明する。また、発表担当を開講講義で決める。履修希望者は開講時に必ず出席すること。