学部後期課程
HOME 学部後期課程 死生学演習III
過去(2018年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

死生学演習III

死生学基礎文献講読
 死生学の重要文献を日本語で講読する演習。講義形式と演習形式を併用する。
 本演習は今まで、シリーズ『死生学』全5巻(以上2012年度)、アリエス『死を前にした人間』、ゴーラー『死と悲しみの社会学』、キューブラー=ロス『死ぬ瞬間』、加藤周一ほか『日本人の死生観』、エルツ「死の宗教社会学」(以上2013年度)、ニーメイアー『喪失と悲嘆の心理療法』、樽川典子『喪失と生存の社会学―大震災のライフ・ヒストリー』、デーケン『新版 死とどう向き合うか』、シュナイドマン『シュナイドマンの自殺学』、新谷尚紀『お葬式』(以上2014年度)、清水哲郎『ケア従事者のための死生学』、平山正実『死生学とはなにか』、石丸昌彦編『死生学入門』、岸本英夫『生と死』、竹内整一『花びらは散る 花は散らない』、島薗進『日本人の死生観を読む』、森岡正博『生者と死者をつなぐ』(2015年度)、ジャンケレビッチ『死』、ヴィクトール・フランクル『死と愛―実存分析入門』、宇都宮輝夫『生と死を考える―宗教学から見た死生学』、澤井敦・有松賢『死別の社会学』、高橋祥友『自殺予防』(以上2016年度)、アーネスト・ベッカー『死の拒絶』、門林道子『生きる力の源に―がん闘病記の社会学』、山本俊一『死生学のすすめ』、高橋聡美編『グリーフケア―死別による悲嘆の援助』(以上2017年度)を講読してきた。
 講読する書は多方面に及ぶが、現代的な諸問題に対面する中で、死生学という領域が如何なる視点と方法論を開拓しようとしているかを考えてゆくのが基本的な目的である。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04180053
FLE-HU4203S1
死生学演習III
池澤 優
A1 A2
金曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 本年度は以下の5冊を読みたいと考えている。 ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』、筑摩書房、1982(文庫版、1992)。 ロバート・リフトン、桝井迪夫ほか訳『ヒロシマを生き抜く―精神史的考察』、岩波書店, 2009。 エーヴリー・D・ワイスマン、高橋祥友ほか訳『死をどう受けとめるか―末期患者の否認と受容の心理』、中央洋書出版部、1992。 ミルトン・メイヤロフ、田村真訳『ケアの本質―生きることの意味』、ゆみる出版、1987。
授業の方法
 先ず、担当講師が今までに読んだ本を要約する形で、死生学の概要を概論する。この部分は講義形式となる。  次に、講読においては各書について担当者を決めるので、担当者は担当箇所を要約して発表し、適宜コメントする。その際、担当箇所の内容に関するレジュメを作成、配布する(長いものである必要はない)。他の出席者はその両方の報告に基づき議論する。  標準としては一回の担当箇所は50頁くらいとし(もちろん本の大きさや内容により異なる。文庫本の場合は100頁程度)、1回に2人が発表することを予定している。発表時間は40分程度、但し一回に三人が発表するときは30分程度。
成績評価方法
 発表と出席による。発表の内容が成績に反映することはない。万一、履修者数が多い等の理由で、発表の機会を得られなかった場合は、発表者と同様のレジュメの提出によって、発表をしたものと見なす。
教科書
 テキストは担当講師が用意し、宗教学研究室(法文二号館三階)に配備するので、各自コピーをとるなどしてもらいたい。
参考書
 授業中に配布するレジュメ参照。
履修上の注意
 ドタキャンは他の参加者の迷惑になるので、厳に慎んでいただきたい。一度予約した日時に発表が困難になった場合は、速やかにその旨を届け出てもらいたい。病気等の突発事による場合は、下記のメールアドレス、または電話に連絡していただいて構わない。