テキストとしては、批評家出身の映画監督エリック・ロメールEric Rohmerの Le goût de la beauté (1984)所収の理論的・批評的な文章を2-3本取り上げる予定である。フランス語初学者のために英訳を併用する。どの文章を取り上げるかについては、受講者の希望も考慮に入れる。なお、この本には日本語訳が有るが、正確で非常に信頼性の高い部分と問題の多い部分とがあり、授業で取り上げるのは後者の原文に当たる部分である(つまり、日本語訳は、この授業に関しては頼りにできない)。毎回担当者に1頁程度訳して貰い、解釈の妥当性について全受講者で議論する。必要に応じて、論じられている映画の場面を見る。
成績評価方法
訳を担当した箇所の出来(50%)と、出席及び議論への参画の度合い(50%)とで評価する。
教科書
Eric Rohmer, Le goût de la beauté, Edition de l’Etoile, 1984(プリントを配布するが、ポッシュ版が有るのでそれを買っても良い)
フランス語を鍛えたい学生、映画に関心のある学生、その両方である学生を全て歓迎する。
関連ホームページ:
『allcinema』(日本語サイト、下記のIMDbへの入り口として有用)
Internet Movie Database (IMDb)(英語サイト)
いずれも簡単に検索出来るので、URLは記載しない。