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最終更新日:2024年4月22日
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古琉球から世界史へ
古琉球から世界史へ
古琉球とは「沖縄学の父」伊波普猷の造語で、1609年島津氏による征服以前の琉球をさす。この時代琉球は日本(ヤマト)の国家支配の外にあって、ヤマトをふくむ周囲の諸地域と関係を結び、15世紀には王国を形成して、海洋アジアの中心としてめざましい交易活動を展開した。現在は日本の一地域だが、その歴史は世界史のなかに置かなければ決してわからない。また、古琉球を語る史料は、おもろさうし、歴代宝案、辞令書、碑文、家譜など琉球自身の個性的な史料群はもちろん、島津家文書などの日本史料、明実録、朝鮮王朝実録、宣教師の記録や地図などのヨーロッパ史料等々、きわめて多様かつ豊かである。この授業では、これらの史料をじっくり読み解きながら、古琉球のおもしろさに触れ、世界史への眼を養っていきたい。
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