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最終更新日:2024年4月22日
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原典を読む
E.T.A.ホフマンの『砂男』を読む。
E.T.A.ホフマン(1776-1822)は、いわゆるドイツ後期ロマン派を代表するだけでなく、現代でも翻訳が繰り返し出版され、読まれ続けている稀な作家の一人でもある。奔放に見えつつ緻密な計算を秘めたファンタジーの運動と、意表を突く展開は、翻訳でも十分楽しめるものだが、一種独特の饒舌態というべきその文体は、一度はドイツ語で読んでみる価値がある。今回は、彼の代表作の一篇『砂男』を冒頭から読んでいく。特に語りに仕組まれた仕掛けが如実に読み取れる箇所を抜粋することになるだろう。
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