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最終更新日:2024年4月22日

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死生学演習Ⅳ(1)

質的研究法
社会における事象の捉え方には大別すると量的研究法と質的研究法があり、保健・医療・福祉また心理学分野においては特に数量的なアプローチが主流であったが、近年、個人およびグループ面接や観察によってデータを得る質的研究法の有用性が広く知られるようになり、この方法で研究に取り組もうとする研究者も増えてきた。しかし、手法・手続きが整えられ評価法も確立された量的研究法とは異なって、質的研究法を学ぶことは容易ではないと言われている。本科目では、質的研究法の入門編として、質的研究法の世界を概観し、質的研究法を用いた原著論文を多数読むことを通して、質的研究法の特徴を理解し、研究法と論文作成法を具体的に把握し、また、事象の捉え方に関して視野を拡大することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04165506
死生学演習Ⅳ(1)
会田 薫子
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1~3回目:質的研究法の世界を概観し、研究手法の特性について学びながら、問いの性質と対象による研究法の適否について考える。また、研究倫理の考え方とルールを学ぶ。 第4回目以降:質的研究法を用いた研究論文(和文あるいは英文)を読み、研究によって何がどのように明らかにされたかを理解するとともに、論文を批判的に読解する力を身につける。また、社会的な事象を複数の視点から観察し、事象の複層性について認識を深める。
授業の方法
講義、学生・院生による発表、ディスカッション。
成績評価方法
授業への参加、授業中の発表、期末レポートにより評価する。
教科書
なし
参考書
『質的研究実践ガイド』(医学書院)C.ポープ・N.メイズ編、大滝純司監訳 『事例から学ぶ はじめての質的研究法 医療・看護編』(東京図書)高橋都・会田薫子編 『事例から学ぶ はじめての質的研究法 臨床・社会編』(東京図書)能智正博・川野健治編 『事例から学ぶ はじめての質的研究法 教育・学習編』(東京図書)秋田喜代美・藤江康彦編 『事例から学ぶ はじめての質的研究法 医療・看護編』(東京図書)遠藤利彦・坂上裕子編