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最終更新日:2024年3月15日
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韓国朝鮮文化特殊講義(2)
朝鮮前期漕運研究
朝鮮時代(1392-1910)前半期における漕運制について考える。ここでいう漕運とは、朝鮮各地で徴収された田税穀を沿岸航路もしくは河川水路を利用して王都漢城まで輸送するための国家的船運機構のことである。本授業では、まず朝鮮時代漕運研究の現状と課題を確認し、次に朝鮮初期に相当する15世紀末時点での田税輸送体制と漕運制について概観する。そのうえで、朝鮮初期漕運制の前身にあたる高麗末期の漕運運営方式と、朝鮮初期における漕運運機構の整備過程を取り上げ、それらの検討を通じて朝鮮初期漕運制の歴史的性格を論じる。
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