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最終更新日:2024年3月15日

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韓国朝鮮文化特殊講義(2)

朝鮮前期漕運研究
朝鮮時代(1392-1910)前半期における漕運制について考える。ここでいう漕運とは、朝鮮各地で徴収された田税穀を沿岸航路もしくは河川水路を利用して王都漢城まで輸送するための国家的船運機構のことである。本授業では、まず朝鮮時代漕運研究の現状と課題を確認し、次に朝鮮初期に相当する15世紀末時点での田税輸送体制と漕運制について概観する。そのうえで、朝鮮初期漕運制の前身にあたる高麗末期の漕運運営方式と、朝鮮初期における漕運運機構の整備過程を取り上げ、それらの検討を通じて朝鮮初期漕運制の歴史的性格を論じる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04165207
韓国朝鮮文化特殊講義(2)
六反田 豊
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回:ガイダンス・文献案内 第2回:朝鮮時代漕運研究の現状と課題 第3回:朝鮮初期の田税輸送体制と漕運(1) 第4回:朝鮮初期の田税輸送体制と漕運(2) 第5回:高麗末期の漕運運営(1) 第6回:高麗末期の漕運運営(2) 第7回:高麗末期の漕運運営(3) 第8回:高麗末期の漕運運営(4) 第9回:朝鮮初期の漕運運営機構(1) 第10回:朝鮮初期の漕運運営機構(2) 第11回:朝鮮初期の漕運運営機構(3) 第12回:朝鮮初期の漕運運営機構(4) 第13回:朝鮮初期の漕運運営機構(5)
授業の方法
講義形式による。
成績評価方法
学期末に実施する筆記試験(70%)と授業への参加状況(30%)により評価する。
教科書
なし。授業中に適宜資料を配付する。
参考書
朝鮮史全般については、武田幸男編『朝鮮史』<新版世界各国史2>(山川出版社、2000年)および吉田光男編『北東アジアの歴史と朝鮮半島』(放送大学教育振興会、2009年)を参照のこと。朝鮮時代に関する概説書としては岸本美緒・宮嶋博史『明清と李朝の時代』<世界の歴史12>(中央公論社、1998年、中公文庫版:中央公論新社、2008年)をあげておく。その他の参考文献については、授業中に適宜紹介する。