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最終更新日:2024年4月1日

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設計学基礎

設計(デザイン)の目的とプロセスについて明らかにした上で、人工物や人工システムの設計・実現化プロセスに焦点を絞り、設計対象情報の表現法や、設計対象の性能と評価法、設計プロセスの管理法、設計解の探索法について学んでいく。最後に、さまざまな設計問題における実例を学ぶことにより、設計学に関する理解を深める。本講義を受講することによって、設計学に関する基盤知識と技術を一通り理解できる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
03-800041
設計学基礎
各教員、吉村 忍、青山 和浩
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1.5
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
 1. 9月28日 吉村(1) 本講義の進め方に関するガイダンス,講義の目的,設計の重要性,設計学のイントロ 設計対象の性能と評価(1):力学評価指標,シミュレーション関連 構造問題を例として,設計における代表的な力学評価指標を説明し,それらの評価に用いる力学シミュレーションの基本について説明する.  2.10月 5日 青山(1) 設計とは?:様々な製品の設計を通じて,企画設計から,基本設計,詳細設計へと流れる設計の流れを概観し,共通点,相違点を理解する.これらを通じて,設計とは何かを理解することを試みる.  3.10月19日 青山(2) 設計の過程と思考展開:設計の流れに沿って,人の頭の中がどのように動いているかを考え,設計における情報処理,意思決定を理解する.  4.10月26日 青山(3) 要求と機能:設計は顧客の要求を理解し,機能を定義し,その機能を実現化する行為である.この中での要求と機能について理解を深める.さらに,機能の構造について学習し,機能構造の設計を考える.機能を実現する上での属性について学習する.  5.10月29日(木)青山(4) 製品の価値とコスト:製品の機能,製品のコストを考えた上で,バリューエンジニアリングの考え方を理解する.設計の標準化,グループテクノロジーなどについても勉強する.  6.11月 2日 吉村(2) 設計対象の性能と評価(2):力学評価指標,シミュレーション関連 非構造問題を例として,設計における代表的な力学評価指標を説明し,それらの評価に用いる力学シミュレーションの基本について説明する.  7.11月 9日 青山(5) DfX:Design for X  Design for Manufacture and Assembly や Design for Environment の考え方を参照して,Design for Xの話題を紹介する.さらにイフサイクルの表現と設計(製品ライフサイクル設計)や,PSS: Product Service Systemについての話題も紹介する.  8.11月16日 青山(6) ゲスト:青木史郎(公益財団法人日本デザイン振興会) 設計とデザイン:60年以上の歴史を持つグッドデザイン.その歴史に見る,デザインの変遷と,社会の変遷.デザインとは何か?を語ることによって,設計との類似と相異を理解し,互いの理解を深める.  9.11月30日 吉村(3) 設計解探索(1):数理的手法に基づく設計解探索手法について解説する. 10.12月 7日 青山(7) ゲスト:石橋克基(東洋エンジニアリング株式会社前社長) いろいろな設計(1):大規模エンジニアリングシステムの設計  大規模エンジニアリングシステムの例として,巨大石油精製プラント工場の企画,設計,建設のプロジェクトについての話題から,設計を含めたプロジェクトマネジメントの理解を深める. 11.12月14日 吉村(4) 設計解探索(2):発見的手法に基づく設計解探索手法について解説する. 12.12月21日 吉村(5) いろいろな設計(2):構造設計  構造設計の特徴を説明した後,具体的な事例を通して構造設計について説明する. 13.12月23日(水)吉村(6) いろいろな設計(3):社会システムの設計  社会システムの特徴を説明した後,具体的な事例を通して社会システムの設計について説明する. 試 験:1月7日(木)10:25〜12:10
授業の方法
試 験:1月7日(木)10:25〜12:10 試験問題は,吉村,青山の講義範囲から各2問出題され,合計4問から3問選択して解答する.試験時間は90分で,講義資料の持ち込みを可とする.ノートPC,講義資料以外の資料の持込は許可しない.
成績評価方法
成績評価:  評価対象 出席:演習問題:試験=6:2:2  担当評価比率 吉村:青山=6:7  ※出席回数が半数以下は未受講扱いとするので要注意.  演習問題(小テスト)/レポート(何回か):加点事項 期末試験 90分 2016年 1月 7日:必須