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最終更新日:2024年4月1日

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計算量理論

問題をコンピュータで計算によって解くときの本質的な計算量について、大規模問題でもそれなりに多項式時間アルゴリズムを有する問題クラスと、最悪どのようなアルゴリズムを考えても指数時間かかるであろう問題クラスの差を軸として、講究する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
03-541650
計算量理論
今井 浩
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1.5
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
0. 計算量基礎、ソーティング計算量下限、行列乗算 1. 計算量、時間計算量、多項式時間vs.指数時間 2. Turing機械、時間計算量、クラスP、領域計算量、クラスPSPACE 3. 非決定性Turing機械、クラスNP、多項式時間還元 4. Cook-Levin定理、NP完全性 5. Karp還元、3SAT, VCのNP完全性 6. NP完全性による計算問題解析、数問題、動的計画法 7. 擬多項式時間アルゴリズム、強NP完全 8. 近似アルゴリズム、近似値比 9. ビンパッキング問題、巡回商人問題 10. ナップザック問題、PTAS、FPTAS 11. 加法的近似、近似不可能性、 12. co-NP、3典型問題、多項式階層、PSPACE完全、LOGSPACE 13. 対話証明概説 14. 計算量理論まとめ
授業の方法
本講義は合併科目であるため、工学部・理学部学生については、それぞれの所属学部の科目で履修登録すること。工学部・理学部以外の学生については、理学部科目として履修登録すること。
成績評価方法
試験およびレポート課題によって評価を行う。 試験を基本とし、レポート提出がある場合はそれを加味する。
その他
前提となる知識と項目:計算量、時間計算量、領域計算量、多項式時間、指数時間、Turing機械、クラスP、クラスNP、クラスPSPACE、クラスEXPTIME、クラスLOGSPACE、非決定性計算、Cook-Levin定理、Karp還元、NP完全、NP困難、擬多項式時間アルゴリズム、強NP完全、弱NP完全、近似アルゴリズム、近似値比、PTAS、FPTAS、加法的近似、近似不可能性、co-NP、 多項式階層PH、PSPACE完全、対話証明、行列乗算