学部前期課程
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最終更新日:2024年4月1日

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生態学

生態学
生態学は、身近な環境での生き物の生活史から、地球レベルでの生物圏の挙動や物質循環に至るまで、広いスケールを対象にする。同時に、個体内の遺伝的多様性、個体レベルでの種多様性、個体群(集団)や生物群集の動態と多様性、そして物質循環とエネルギー流を示す生態系に至るまで、多段階の階層性を持つことになるので、生態学の理解は多岐に渡り、一筋縄ではいかない面がある。しかし、それが自然界で生活している生き物と生態系の実態であり、生態学を学ぶ面白さでもある。
 本講義の初回は生態学とはどのような学問かを紹介した後、前半は鈴木が主に植物生態の視点から、日本の自然の特徴/環境と生物の応答/環境条件と生物群集/陸域のバイオーム/生態系での物質とエネルギーの流れ/土壌の生態学などを解説する。後半は山道が担当し、水域のバイオーム/個体群成長と生活史/生物間相互作用/個体群動態と食物網/多種共存と群集動態/生態と進化の相互作用などを解説する。
 全体として、基礎科学としての生態学だけに留まらず、人間社会との接点に位置する自然環境や生物多様性の保全、そして生態系への人為的負荷と地球環境への視点など、応用的な側面も併せて講義する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31027
CAS-GC1D13L1
生態学
山道 真人
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 生態学とは? ―ガイダンス ―鈴木担当― 第2回 日本の自然の特徴 第3回 環境と生物の応答 第4回 環境条件と生物群集 第5回 陸域のバイオーム 第6回 生態系での物質とエネルギーの流れ 第7回 土壌の生態学 ―山道担当― 第8回 水域のバイオーム 第9回 個体群成長と生活史 第10回 生物間相互作用 第11回 個体群動態と食物網 第12回 多種共存と群集動態 第13回 生態と進化の相互作用
授業の方法
講義で解説するが、時々教員の方から質問を発することもある。
成績評価方法
期末試験
履修上の注意
授業中に指示する