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最終更新日:2024年3月15日

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事例研究(資本市場と公共政策)

金融とITを巡る公共政策的・法学的論点 - FinTechの進展と金融資本市場における課題と対応の方向性 -
「金融とITを巡る公共政策的・法学的論点」をテーマとする。金融機関は決済やリスク管理、顧客へのサービス提供など様々な場面でコンピューター・システムを活用してきた。他方で、インターネットをはじめとするネットワーク技術や、IT技術の発展により、FinTechに見られるような新たなプレーヤーに金融機関が行ってきた機能の一部を担わせる「アンバンドリング」の動きなど、金融機能や資本市場において大きな変革が進んでおり、公共政策的・法学的論点も多数に上る。
 この授業では、金融とITを巡る諸論点について、FinTechビジネスと法規制などの観点から、実務家による講演や学生とのディスカッションを通じて、履修生が理解を進め、深く思索する機会を提供するとともに、形式ではなく本質を見据えた解決策を考える力を養うことを目指す。(有識者を招いてのリレー方式での講義)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5140395
事例研究(資本市場と公共政策)
小野 傑
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
金融とITを巡る諸論点について、FinTechやHFT(高頻度取引)などのトピックスをとりあげ、外部から招聘する実務家による講演と学生とのディスカッションを行う。 詳細については、第1回授業のオリエンテーションにおいて紹介するが、現時点における計画は以下の通り(講師の都合等により、変更可能性あり) 第1回 9/27(水) オリエンテーション(担当教員) 第2~6回 内外におけるFinTechを巡る動向と課題(全5回) ※金融とITを巡る動向と課題について集中的に学ぶことを目的 第2回10/4(水) FinTech入門  日本銀行決済機構局FinTechセンター長 河合祐子氏、同企画役 宮将史氏 第3回10/11(水) 仮想通貨・取引所等を巡る現状と課題(仮題)  株式会社bitFlyer 代表取締役 加納裕三氏、執行役員CFO 金光碧氏 第4回10/18(水) 国内外の金融機関等におけるFinTechに対する取り組みと課題(仮題) みずほ証券株式会社取締役副社長 幸田博人氏 第5回10/25(水) ブロックチェーンは社会をどう変えるか(仮題) 株式会社日本総合研究所副理事長 翁百合氏 第6回11/1(水) FinTechベンチャーの現状と課題(仮題) 株式会社マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻庸介氏 第7~10回 FinTechに関連する法規制と今後の対応の方向性・論点(全4回)  ※金融とITを巡る法規制と論点について集中的に学ぶことを目的 第7回11/10(金)6限 18:45-20:30)※11/8(水)の補講扱い FinTechに対応する金融当局による法規制対応について(仮題) 金融庁信用制度参事官 井上俊剛氏 第8回11/15(水) スマートコントラクトについて(契約条件交渉や執行を自動的に行うためのコンピュータープロトコルや自動執行力を伴う契約に関する諸問題) アフラック・シニアアドバイザー(元日本銀行理事)木下信行氏 第9回11/22(水),第10回11/29(水) FinTechに関する法規制と論点①②(仮題) 西村あさひ法律事務所バートナー弁護士 有吉尚哉氏 (2回にわたり、FinTech法規制概観、仮想通貨法制(ビットコイン等、取引所規制)、電子記録債権、資金決済法規制(電子マネー等)、クラウドファンディング、P2Pレンディング等に関する現状と法的論点についての講義を想定(P)) 第11~12回 資本市場・金融インフラと金融技術の進展(全2回) ※市場・金融インフラにおけるIT活用の代表例として、HFT(高頻度取引)を巡る問題と論点について集中的に学ぶ 第11回12/6(水) HFTを巡る論点と規制動向 東京証券取引所 株式部総務課長 大墳剛士氏 第12回12/13(水) HFT(高頻度取引)・アルゴリズム取引の実態、資本市場への影響・法規制の現状と論点(仮題) みずほ証券株式会社 市場情報戦略部上級研究員 川本隆雄氏   第13回 最終回12/20(水) まとめ(担当教員)
授業の方法
講義及び質疑応答を中心とする。
成績評価方法
期末の筆記試験は行わない。 出席・質疑応答などの平常点を考慮する。 レポート(2枚以内)を課す。
教科書
教科書の指定は行わない。 各回で使用する資料は、プロジェクターにより投影する。ただし、講師希望により、出席者に紙で資料を配布する場合もある。 基本的に、資料はITC-LMSにより前日夜までに配付するので、手元で紙又はPCの画面による閲覧を希望する場合は、各学生がダウンロードする。
履修上の注意
11月8日(水)5限の授業は、外部講師の都合により休講とし、11月10日(金)6限に補講として実施する。 (注)この関係で、法科大学院の金曜6限「倒産処理研究」との重複履修登録はできませんので留意ください。
その他
照会事項がある場合には担当教員(湯山)まで連絡のこと。メールアドレス:yuyama "(at)" pp.u-tokyo.ac.jp、研究室:国際学術総合研究棟1122号室(11階)