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最終更新日:2024年4月22日

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化学・生命研究倫理

科学技術の高度な発展により、研究者・技術者としての高い倫理観が求められています。本講義では、化学・生命系の専門教育を学ぶ学部生を対象として、実験科学に必要な倫理的な問題を認識し、どのように対処すべきかを一緒に考えることを主眼としています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3775-159
化学・生命研究倫理
各教員
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
第1回 4月5日(水)研究者(技術者)倫理(1)  中村昌允(東京工業大学イノベーション科学系特任教授) 「技術者倫理とは何か?」(1)科学技術者の社会的責任の発生:マンハッタン計画とその後の科学者の行動(2)研究者の説明責任:放射線問題 第2回 4月19日(水) 研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインと不正行為の実例(生命科学系) 長棟輝行 文部科学省が制定した研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインと日本における最近の事例を紹介し、研究者における倫理的な問題点を認識する 第3回 4月26日(水)実験と倫理 ―コンプライアンス(生命科学系) 安全衛生管理室(滝) 生命科学実験を行う上で必要な倫理観と安全管理。遺伝子組換え生物等規制法、生体(臨床)試料の取り扱いにおける倫理的問題、NBC災害対策など 第4回 5月10日(水)研究活動における不正行為、事実誤認などの実例(化学系) 下山淳一(青山学院大) 高温超伝導フィーバー時に生じた数々の事件と研究者としての節度について紹介・議論する 第5回 5月17日(水)研究者(技術者)倫理(2) 中村昌允(東工大) 「福島原発事故と技術者の判断・行動」(1)緊急事態発生時の技術者の行動(2)津波予測等の不確実性の高い情報に対するリスクマネジメント 第6回 5月24日(水)研究者(技術者)倫理(3) 中村昌允(東工大) 「技術者と経営者の判断・行動」(1)チャレンジャー号の爆発とシティコープビル強度補強の比較(2)科学技術者への期待 第7回 5月31日(水)実験と倫理 ―コンプライアンス(化学系) 安全衛生管理室(土橋) 化学実験を行う上で必要な倫理観と安全管理。廃棄物(廃液)の取り扱いと環境問題について、劇毒物の管理とPRTR法、高圧ガスの取り扱いなど
授業の方法
・ 学部との合併講義のため、すでに学部時代に既習の学生は、本講義を受講することはできない。 ・ 出席およびレポート(最終回に課題発表)により採点する(レポート提出者のみ採点対象とする)。 ・ 工学倫理講演会の受講を奨励し、最大1回まで本講義の出席回数に組み入れる(受講済証(コピー不可)に感想または内容要約などを書き入れレポートに添付し提出すること)。 ・ 出席回数7回以上(本講義7、または、本講義6+講演会1)で出席点は満点とする。
その他
平行履修:工学倫理講演会#最大1回まで本講義の出席回数に算入する