大学院
HOME 大学院 数値熱流体工学
過去(2017年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

数値熱流体工学

非圧縮性流れ,圧縮性流れの基礎方程式の数学的性質,差分法,有限要素法などの代表的な数値解法を
レビューしたあとで,非圧縮性流れ,圧縮性流れのそれぞれに対する代表的な計算手法を講義する.また,工学上重要となる乱流の取扱い方法に関しても概説する.さらに,実際に熱流体の数値解析を実施する際に問題となる,計算格子の生成方法,計算結果の可視化方法,ならびに,並列計算手法・プログラムの最適化手法に関しても基本的な知識を習得させる.また,混相流解析,移動境界流れ解析,流体構造連成解析手法,流体騒音解析手法などの応用計算に関しても基本的な事柄を理解させる.
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3722-113
数値熱流体工学
加藤 千幸
A1 A2
木曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
第1回,コースガイドライン,流れの数値解析をするに当っての留意事項 第2回,保存則と熱流体解析の基礎方程式の導出(質量・運動量・エネルギー保存則,連続の式,ナビエ・ストークス方程式,エネルギー方程式とそれらの数学的性質) 第3回,数値解析方法の概要I (空間的離散化方法、差分法、有限体積法、有限要素法、スペクトル法、時間積分法、陽解法、陰解法、影響領域) 第4回,数値解析方法の概要II(モデリング誤差、散逸誤差、位相誤差、上流化手法) 第5回,非圧縮性流れの数値解法 (直接法、流速圧力分離解法、SIMPLE法、MAC法、FS法、疑似圧縮性法) 第6回,圧縮性流れの数値解法I (DNSによく用いられるRRK+コンパクトスキーム,衝撃波に対する取扱い方法,TVD,WENO,DRP法,pre-conditioningなど,圧縮性流れで重要となる事項の説明) 第7回,圧縮性流れの数値解法II (DNSによく用いられるRRK+コンパクトスキーム,衝撃波に対する取扱い方法,TVD,WENO,DRP法,pre-conditioningなど,圧縮性流れで重要となる事項の説明) 第8回,乱流の数値解析 (工学的に重要度の高い,乱流の数値解析法に関する理解,DNS,LES,DES,RANS) 第9回,自由界面流れの解法I (自由界面流れの境界条件とその定式化,境界適合格子や固定格子による解法,-VOF, Level Set, Immersed Boundary Method, CIPC他) 第10回,自由界面流れの解法II (自由界面流れの境界条件とその定式化,境界適合格子や固定格子による解法,-VOF, Level Set, Immersed Boundary Method, CIPC他) 第11回,格子生成と計算結果の可視化 第12回,並列計算手法,最適化手法,プログラミング手法など
成績評価方法
期末テストの採点結果を基に,出席回数も考慮して評価する. 期末テストを受験しなかった場合は未受講として取り扱う.