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最終更新日:2024年4月22日

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表象技術論II

文学理論のリアリズム的転回?
近年の人文学では「リアリズム的転回」とも呼べる事態が起こっている。人間中心の世界から物中心・人間不在の世界へというその志向は、哲学や人類学においてとりわけ顕著である。一方で文学では、そうした志向はモダニズム以来のすでにメジャーなものといいうると同時に、言語という人間的メディアが物を志向することには根本的矛盾もあり、近年の「リアリズム的転回」がどのように応用できるかは未知数である。その応用の可能性を検討したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D210-0240A
表象技術論II
乗松 亨平
A1 A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
「リアリズム的転回」のなかでも、思弁的実在論やオブジェクト指向存在論を文学理論に応用しようとする論考を講読する。まず学期前半で、そうした応用の概論である、Grant Hamilton, The World of Failing Machines (2016)を読み、そのあとさまざまな論者のテクストを読んでいく。
授業の方法
基本的に英文のテクストを毎週10~20ページ程度読む。担当者が内容をレジュメにまとめて発表したうえで、参加者全員で議論する。
成績評価方法
平常点。
教科書
プリントで配布する。
参考書
授業で指示する。
履修上の注意
テクストを毎週かならず事前に読んでくること。