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最終更新日:2024年4月1日
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法制史1
公法・刑事法の古典的基礎
授業のコンセプトは、「法のパースペクティヴ」=「民事法の古典的基礎」と同じであり、素材を今回は公法・刑事法に採る。すなわち、近年の日本の重要判例につき、徹底したソクラティック・メソッドにより分析していく。公法・刑事法は、「ローマ法」神話を免れているため、それに由来する混乱を免れているが、他方、ギリシャ以来の古典的思考を大きく枠組みとしている点は見逃されがちである。政治システムの根本概念自体をわれわれがそれに負う以上、不断の対話・省察は不可欠であるはずであり、その点を怠ったことに由来する混乱も随所に認められる。そうしたことを、抽象的にでなく、現代日本社会に具体的に関わる事案を通じて見ていく。というわけで、断じて到達せず疑問を持つことが到達目標である。
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