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最終更新日:2024年3月15日

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現代日本の文化政策

現代日本の文化政策 ―自治体文化政策を中心に―
本講義では戦後日本の自治体文化政策の歩みを概観し、そこで問題とされてきた諸課題を理解することを第一の目標とする。また、文化政策という対象の学術研究上の扱われ方について、社会学と文化経済学のアプローチを中心に紹介する。これらを通じて文化という価値創造の領域への制度的介入の効果や、公共政策としての文化政策における政策手段の妥当性についての理解を深め、政策という対象への批判的視点と政策立案者としての視点の双方を養うことをめざす。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21185103
GHS-CR6B01L1
現代日本の文化政策
友岡 邦之
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第 1回 イントロダクション 「文化政策」の概要、政策の基本的な方向性 第 2回 自治体文化政策の歴史:行政の文化化 第 3回 自治体文化政策の歴史(続):専門劇場の建設 第 4回 指定管理者制度をめぐる課題 第 5回 創造都市論、創造的産業と地域づくり 第 6回 社会的包摂と文化政策 第 7回 文化政策研究における社会学的アプローチ 第 8回 文化政策研究における文化経済学的アプローチ 第 9回 文化振興における民間の役割:企業メセナを中心に 第10回 新しいネットワークの社会的位置づけと評価 第11回 国レベルの文化政策をめぐる諸課題 第12回 海外の文化政策 第13回 グローバリゼーションをめぐる諸課題 第14回 メディア文化への対応 第15回 総括
授業の方法
講義とディスカッションを中心とし、必要に応じて受講者に発表してもらう。
成績評価方法
課題レポートにより評価する。
教科書
小林真理編『文化政策の現在1 文化政策の思想』東京大学出版会,2018年. 文化経済学会〈日本〉 編『文化経済学 軌跡と展望』ミネルヴァ書房,2016年.
参考書
V.Durrer, T.Miller, D.O'Brien eds. "The Routledge Handbook of Global Cultural Policy," Routledge, 2018.
履修上の注意
教科書の購入は必須ではないが、その概要を事前に把握しておくことが望ましい。