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最終更新日:2024年4月22日

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文化財保護の支援と受援

個人の愛玩の対象として、また伝説を付随して、歴代守られてきた品々や時代と地域の特色を顕著に示す建築物などが、近代の社会変革に伴って存廃の危機に晒されたため、これらを社会の共有の財産とし守り伝えて行こうという意図をもって保護の対象としたのが、文化財の保護制度である。しかし制度が優先する日本の文化財は、所有者と行政が果たすべき責任に重きが置かれている。このような枠組みを基盤として行われる地域振興のための文化財の復元・活用、自然災害発生時の救援活動、さらには発展途上国への支援事業などにはどのような特色と課題があるのか。「文化財を専門」とする人びとのあり様とその「支援や指導を受ける」人びととの関係から、考察してみよう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21185035
GHS-CR6A01L1
文化財保護の支援と受援
岡田 健
S1 S2
木曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
04/05 序論 制度から見た東日本大震災被災文化財等レスキュー事業の特徴 04/12 文化財保護法の改正が目指すもの 04/19 文化財研究が果たす役割 ①美術史 04/26 同 ②保存科学・修復技術 05/10 地域復興のための文化財 ①町家再生、歴史的建造物群と景観保全 05/17 同 ②世界遺産と日本遺産 05/24 国際協力としての文化財保護 ①日本の国際協力事業1 05/31 同 ②日本の国際協力事業2 06/07 同 ③世界遺産と危機遺産 06/14 文化財防災が果たす役割 ①自然災害と文化財被災〜所有者と行政 06/21 同 ②自然災害と被災文化財〜救援活動の実現 06/28 同 ③自然災害と被災文化財〜救援活動、その後 07/05 同 ④文化財防災ネットワーク推進の手順 07/12 まとめ 「地域文化財」の保全とは~支援と受援の境界はあるのか?
授業の方法
講義を中心に行い、随時受講者相互のディスカッションを取り入れる。
成績評価方法
期末レポート及び授業への参加度
教科書
授業中に随時指示する
参考書
授業中に随時指示する
履修上の注意
平成29年度における文化財保護法の改正に関連する情報について、文化庁のHPを閲覧しておくことが望ましい。 東日本大震災に関連する内容として、東京文化財研究所のHP http://www.tobunken.go.jp/index_j.html から、「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業」「関連情報」を閲覧しておくことが望ましい。