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最終更新日:2024年3月15日

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文化資源としての東京:新宿篇(1)

文化資源としての東京:新宿篇(1)
これまで「文化資源としての東京」というタイトルで、銀座、浅草などを対象として考察してきた。本年度はその新宿篇である。今期はとりわけ、フォークゲリラやアングラ演劇が大きなうねりを形作り、「フーテン」と呼ばれた日本風ヒッピーが歌舞伎町から「サイケ」文化を発信した、1960年代後半から70年代にかけての「熱かった」時代の新宿に焦点をあて、そこでの文化が誰に担われ、どのようなプロセスで形成・変容されていったのか、様々なメディアがそこにどのように関わっていたのか、それが新宿の町並みにどのような形で反映されていったのか、そして70年代後半から現在までの間に、その何が引き継がれ、また消えていったのかといったことを考えていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21175061
文化資源としての東京:新宿篇(1)
渡辺 裕
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
具体的なことは、初回に参加者とも相談の上、決めてゆくことにしたいが、最初の数回は、教員自身がこれまでに手がけてきた関連する研究やそれに関わる資料などについて紹介する。その後は基本的には、各回ごとに、担当者が各自の関心のある切り口から発表を行い、それを受けて皆でディスカッションするというやり方を軸にして進めてゆくが、『新宿プレイマップ』などの同時代のミニコミ誌、各種新聞・雑誌記事、『新宿泥棒日記』(大島渚監督)をはじめとする、この時期の新宿を舞台にした映画やドキュメント映像といったものを題材に、皆で分担して調査するようなやり方も取り入れたいと考えている。実際に現地に赴き、関連する場所の現在の状況を視察するなど、実地見学的な機会も作る予定である。
授業の方法
演習形式。
成績評価方法
出席と参加度を重視するが、状況によっては期末レポートを課し、それらを総合的に勘案して評価を行う。
教科書
なし
参考書
初回の授業で関連文献のリストを配付し、その他は必要に応じて授業内で指示する。必要な基本資料については、参加者が閲覧できるような形で研究室に置いたり、電子化したものをインターネット上の「グループ」の機能を使って共有したりして、できるだけ多くの基本資料に皆が接することができるような形にしたいと考えている。