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過去(2017年度)の授業の情報です
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最終更新日:2024年3月15日

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過去の復元をめぐる諸問題(1)

過去の復元をめぐる諸問題(1)
我々はなぜ過去を復元しようとするのだろうか。歴史学や考古学は、過去を理解しようと試みる。その理解は可能なかぎり正確で客観的でなければならず、そのために様々な方法論が模索・構築されてきた。しかし復元という行為は、頭の中での理解を超えて、今ここに過去を再現しようとするものである。そうして再現された過去が、もはや過去ではないということをわかっていながら。ある意味で不自然とも言える人間の復元願望は、果たしてどこから来るのだろうか。

本演習では、過去の復元という営みについて、さまざまな事例を通して多角的に考える。浮かび上がらせたいのは、人間と過去との関係。事例は演習参加者の関心に応じて設定する。担当教員は史跡の復元について主に語るが、どんな復元について語ってもらっても結構。地域や時代も問わない。根本的な問いをつきつけるような突飛な例も歓迎。検討予定のテーマは、過去の知覚と認知(どのような場所・モノ・行為に過去を感じる?それはなぜ?)、過去の可視化、復元の規範、オーセンティシティ、コピー、レプリカ、写し、シミュラクラなど(授業の進行具合に応じて調整する可能性がある)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21175059
過去の復元をめぐる諸問題(1)
松田 陽
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業の方法
発表と討議
成績評価方法
期末レポート 100%