大学院
HOME 大学院 上古中国の言葉と文字
過去(2017年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

上古中国の言葉と文字

上古中国の言葉と文字
私たちは言葉を使って世界を概念化し、認識し、他者に伝える。古代の言葉の研究とは、言語による世界認識という人間の本質的な営みを、古代の人々がどのように行っていたのかを復元することである。2000年前の中国人は、男も子どもを「生」むことができた。ふつう指示詞とされる「其」や「之」には指し示す機能は備わっていなかった。「食」はなぜ「食べる」であり「食べもの」でもあるのか。「傷」はなぜそのままの形で「傷つく」も「傷つける」も表せるのか。私たちから見てちょっと不思議な表現が種々存在し、そこに古代の中国語の特質を理解する鍵が隠されている。そして古代中国語は、動詞も名詞も、助詞も前置詞も、すべての語のスケールと形態に区別がないという不思議な言語でもあった。本講義では、古代の中国人は彼らの目に映る世界をどのように言語化していたのか、また文字化していたのかを考える。今年度は動詞や述語的表現を中心に取り上げる予定である。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21170108
上古中国の言葉と文字
大西 克也
S1 S2
金曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業の方法
「動詞」「体言化」「存在」「使役」「方言」等幾つかのテーマを設定し、講義を行う。
成績評価方法
平常点とレポート