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最終更新日:2024年4月1日

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音響音声学(1)

音響音声学(1)
本授業では高校で物理を履修しなかった学生を対象に,音声の物理的・音響的側面について分かり易く解説する。音声は音,即ち,空気(酸素・窒素・二酸化炭素など)の振動現象でしかない。しかし,その振動現象を鼓膜が捉えると,言語メッセージ,意図,感情,更には話者の健康状態など,様々な情報を我々は知覚できる。一体,空気振動のどこにこれらの豊富な情報が隠れているのだろうか?
音響音声学(1)では,音の基礎物理から始め,音声を音響的に眺めるために必要な基礎知識を提供すると共に,音刺激に対するインタフェースである聴覚の処理についても学ぶ。
音響音声学(2)では,スマホで有名になった音声認識(音声テキスト変換)や音声合成(テキスト音声変換)についても,その基礎知識を提供する。その後,言語獲得,外国語学習,言語障害,更には言語の起源に関する様々な話題も提供する。音声の音響的側面についての知識が身に付くと,これら様々な言語現象に対して,従来とは違った視点で議論を展開できる可能性があることを示す。
なお,音響音声学(1),(2)で通年の授業となるが,年明けてからの5コマが一番面白い講義となるはずである。(1)は文系学生でも十分理解できる内容だと自負している。(2)の技術的な内容をなんとか(概要だけでも)理解できれば,一番面白い最後の5コマに辿り着ける,そういう通年授業の構成となっている。是非頑張って欲しい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21170104
音響音声学(1)
峯松 信明
S1 S2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業の方法
スライドを使った講義を行なう。スライドは事前に授業 web に upload するので,それを印字し持参することを薦める。
成績評価方法
学期末に課題を出し,レポート提出してもらう。
参考書
音響音声学(1):言語聴覚士の音響学入門(海文堂出版) 音響音声学(2):音声言語処理と自然言語処理(コロナ社)