大学院
HOME 大学院 耳から考える感性学
過去(2013年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

耳から考える感性学

耳から考える感性学
「聴くこと」や「聞こえること」は、われわれの生活全般に深く関わっています。記憶や言語活動、方向や空間の知覚といった実にさまざまな事象が「耳」という感覚器官に依存しています。本講義では、古代からの伝統を持つ五感の理論の中での耳(聴覚)の位置付けや、芸術理論やメディア論が探求してきた耳の特性、耳や音をめぐる心理学および認知科学の最近の知見を理解することを通じて、耳と聴覚から感性学(エステティックス)を再構築することを目指します。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21130809
耳から考える感性学
吉田 寛
Winter
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1. 聴覚の特性 2. 五感の中の聴覚 3. 目と耳 4. 音の性質 5. 聴覚と生活環境 6. 聴覚と記憶 7. 聴覚と言語活動 8. 聴覚と文化 9. 聴覚と方向・空間知覚 10. 聴覚と他の諸感覚(マルチモーダル) 11. 聴覚のイリュージョン(錯聴) 12. 聴覚とメディア 13. 聴覚とインターフェース 14. サウンドデザイン 15. サウンドスケープ
授業の方法
講義による
成績評価方法
試験またはレポート課題による評価を予定
教科書
とくになし
参考書
Georg von Békésy. Experiments in Hearing. New York: McGraw-Hill, 1960. マーシャル・マクルーハン、エドマンド・カーペンター『マクルーハン理論』(原著、1960年)、大前正臣・後藤和彦訳、平凡社、2003年. J・J・ギブソン『生態学的知覚システム──感性をとらえなおす』(原著、1966年)、佐々木正人・古山宣洋・三嶋博之監訳、東京大学出版会、2011年. Don Ihde. Listening and Voice: Phenomenologies of Sound. (1976) Second edition. Albany: State University of New York Press, 2007. R・マリー・シェーファー『世界の調律──サウンドスケープとはなにか』(原著、1977年)、鳥越けい子・小川博司・庄野泰子・田中直子・若尾裕訳、平凡社、2006年. ウォルター・J・オング『声の文化と文字の文化』(原著、1982年)、桜井直文・林正寛・糟谷啓介訳、藤原書店、1991年. Richard M. Warren. Auditory Perception: An Analysis and Synthesis. (1982) Third edition. Cambridge: Cambridge University Press, 2008. 重野純『音の世界の心理学』、ナカニシヤ出版、2003年. 重野純『聴覚・ことば』、新曜社、2006年.
履修上の注意
とくになし